3年前に受験したテクニカルイラストレーション技能検定2級について、このブログでも書きましたが、今回1級に合格することができました。 

 

この検定は現在、1級・2級ともに3年に一度の開催となっており、今回が次の受験のタイミングでした。 

 

1級の試験では、単に図を正しく描くことだけでなく、「情報をどう整理して伝えるか」という点がより重視されていると感じました。形状の理解はもちろんですが、どの情報を見せるべきか、どこを簡略化するかといった判断も求められます。 

 

特に印象的だったのが、2級との違いです。 
2級は組立図から分解図を作成する課題で、基本的には要素を一つずつ描き、最後に配置していく進め方ができます。ある程度「手を動かし続ければ形になる」感覚がありました。

 

 

一方で1級は、組立図から立体的な組立図(しかも一部断面図)を作成する課題で、描かなくてよい部分を見極めることが重要になります。手前の部品に隠れる部分など、図面から読み取って最初から省く必要があり、むやみに描いて後から削除するような進め方では時間が足りなくなります。

 

 

また、細かなディテール(角のRなど)は後回しにして、まずは全体を描き切ることが重要だと感じました。 

 

 

 

限られた時間の中で、どこに時間を使うかの判断も問われているように思います。全体が描き切れないと大きな減点につながるため、優先順位の付け方が結果に直結します。 

 

 

こうした点は、実務での進め方にも通じる部分があります。最初から細部にこだわりすぎず、まずは全体を成立させること、必要な情報を取捨選択すること。試験を通して、改めてその重要性を実感しました。 

資格としては一つの区切りですが、今回の合格を通して、テクニカルイラストの役割や奥深さを再認識しました。今後も実務の中で、より分かりやすく伝わる表現を意識していきたいと思います。 

 

 

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