ドキュメント作成を担当しております、竹内です。前回も去年の足骨折に関したことでしたが、今回も足骨折に関する話題で行きます。
ギプスについてです。

 

かつては、包帯に石膏を含ませて固定する石膏ギプスが主流でした。

 

  
しかし現在の主流は、グラスファイバーを原料としたギプスで、
水で濡らすと数分で固まり始め、最終的に30分程度で完全に固まるという代物です。
私も手術前まではグラスファイバー製のギプスを着けました。

 


↑こんな感じであてがって、上から包帯を巻きます。
(手術時に病院で処分されてしまい本物はありません)

 

ギプスの固め方は、ベッドにうつ伏せになり、怪我した足を立てて、足首を直角にし、20分固まるのを待つというものでした。
私はうつ伏せになっているので、どの様にしていたかは定かでありませんが、
たぶん下図のように、足にあてがって、水で濡らし、ベルトを巻いて足の形に沿わせ、固めたのだと思います。

 

 

この体勢で20分動くことが出来ないのは少し辛く、患部も傷みました。
また、水を含むと熱を発し、かなり熱を感じました。
それに、濡らす水は結構量があり、ズボンが濡れてしまいました。

 

固める際に、患者に負担がないような、治具的なものがあると良いのにな、と思いました。
しかしながら、患者の体形、怪我の場所や怪我の度合いも様々なので、簡単な話では無いのでしょうが…。

 

それと、上から巻く包帯がズレまくって、1日に数回巻き直しが必要です。
当たり前なのですが、太いところから細い方へ移動してしまいます。
ふくらはぎ部の包帯は足首辺りへ、踵や足の甲の包帯はつま先へ移動し、緩みます。
手術前までの簡易的なもの、とは言え、固定されずギプスの役割が薄れていました。

 



ただこのギプス、包帯を外せば着脱が容易で、足を拭いたり、ギプスを掃除したり出来るのがとても助かりました。
ギプスはとても臭くなります…。

 

医療事情は日々変わっているのだと実感した今日この頃でした。

 


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