pecデザイナーの中島です。
今回は、「Reality Scan」という3Dスキャンアプリを試しに使用したときのことについて書こう
と思います。
「Reality Scan」というアプリは、Epic Games社が開発したアプリで、写真をスマートフォンで
撮ると、それを3Dデータにすることができるアプリです。
https://www.unrealengine.com/ja/realityscan
通常は、実物から3Dデータを作成しようと思えば、高価な3Dスキャナーが必要ですが、
「Reality Scan」であれば、スマートフォンで3Dデータが作れるようなので、試してみました。
手順は以下の通りです。
1.Epic Gamesアカウントを作成。
2.Reality Scanをインストール。
3.Reality Scanで対象物の写真をあらゆる角度から撮っていく。
ここではスーツケースをスキャンしています。
ある程度撮ると、緑、黄緑、黄色、赤色の点が出現します。
緑の点は、そのエリアのデータが十分にあること、黄色の点は、そのエリアの詳細データが足り
ないこと、赤い点はそのエリアのデータがまだまだ足りないことを表します。
4.必要な範囲を絞り込む。
十分に写真を撮ったら、3Dデータ化する範囲を絞り込んでいきます。
青い四角をドラッグして必要な範囲にクリッピングします。
5.モデルを確認
細かいところは、データが足りませんでした。
6.SketchFab(3Dデータを公開、共有できるプラットフォーム)にアップロード
https://sketchfab.com
7.アップロードしたデータをダウンロード
fbx、USDZ、gITF、GLB形式でダウンロードできます。
8.CADでデータを開いて確認
fusion360という3DCADで開きました。
操作は簡単なのですが、しっかりしたデータにしようと思うと難しいです。
ここでは、布製のスーツケースをスキャンしましたが、樹脂製品、透明なものはスキャンが難しい
ようでした。逆に自然物のスキャンには向いているかもしれません。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
タグ: tech, nakajima