こんにちは。設計の林です。
先日、人生初の献血に行ってきました。
倒れたらどうしようとか気持ち悪くなったりしないだろうかとかいろいろと心配していたのですが、
実は採血には至りませんでした。
全血採血400mlをするためには条件があり、私にとってきわどいのは以下の3点。
体重50kg以上
最高血圧90mmHg以上
最低血圧50mmHg以上
「日本赤十字社 献血方法別の献血基準」https://www.jrc.or.jp/donation/about/terms/ より
とはいえこの日はすべてクリア。
意気揚々と問診も済ませ採血検査の段、急に雲行きがあやしくなり…
ベテランっぽい人が出てきて私の腕を見て一言。
「うーん、やめといたほうがいいと思う」
献血の針は18G、直径1.2mmのものを使用しており、健康診断時の採血に使うもの(22G、0.7mm)の約2倍の太さ。
(●Gの●の数字が大きいほど細い針ということになります。)
細いと赤血球が詰まってしまったり、流量が少なくて採血に時間がかかってしまうため太めのものを使用しているそうです。
一方、私の前腕で唯一触れられる血管は3mm弱くらいの太さしかありません。
この血管に運よく18Gの針を刺せても、おそらく「ぽたぽた」ペースでしか採血できないでしょう。
ということで採血断念となったのでした。
友人何人かにも前腕をみせてもらいましたが、比較するとやっぱり血管が見えない&細いです。
この日までほとんど意識したことがありませんでしたが意外と個人差があるものなのですね。
献血針について調べてみますと、
2018年までは17G(1.4mm)を使用していたのを、より細い18G(1.2mm)に変更。
その分先端の形状に工夫を凝らし、献血時間を短縮したという経緯があるようです。
そもそも海外だと16Gが普通らしいので、献血者への負担を減らすための苦労が垣間見られます。
参考URL:https://www.jrc.or.jp/about/publication/news/20220609_026443.html
このようなきめ細かい心遣いに応えられなかったことを少々不甲斐なく思いながら
渡されたスポドリをしこたま飲み、正味「プラス」状態で献血会場を後にする私なのでした。
献血できる素晴らしい才能をお持ちの方はぜひ献血へ!
私も前腕を鍛えてから再チャレンジしたいと思います。
タグ: hayashi, 医療