こんにちは。ペック株式会社 設計の林です。
昨今のBtoC市場では、ニーズの多様化とともに
多くの製品がカスタマイズ性に重点を置き始めているなと感じています。
一例として、ユニクロのTシャツプリントや
https://utme.uniqlo.com/
パナソニック家電のマイスペック
https://panasonic.jp/cooking/myspec.html
などです。
そんな中、先日私もカスタマイズ製品を入手しました。
3D CAD使用時よく使うキーのみを選抜した小さなキーボードです。
電子部品類はパッケージ化されていて、ハンダが必要な個所もそれほど多くありません。
キースイッチやキーキャップ、キー配列や割り当ても比較的自由に選べます。
ツワモノは基板設計から手掛けたり、ケースやキャップを3Dプリンターで自作したりするようです。
ただ、やはり割高になる感は否めません。
部品入手だけで普通に購入する金額の3~5倍くらいかかります。
マスプロ製品の製造がどれほど効率化されたものなのかを実感します。
カスタマイズは効率化の対極にあるように思われます。
スケールメリットのために販売数も確保する必要があると、
どうしても最大公約数的な製品開発になってしまって、
とがった製品が生まれにくいのも事実かと思います。
このような個々の需要にいかに要領よく対応していくかというところも
良い製品開発ための条件なのかなと感じました。
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