こんにちは。ペック株式会社デザイナーの佐藤です。
今日はスケッチに使う画材の話をしたいと思います。
私はスケッチを描くときに、今まではビックのイージーグライドというボールペンを使っていました。東急ハンズやロフトなどに行けば売っている、オレンジ色のボディのペンです。
そのイージーグライドオレンジが廃盤になるとのこと!しかも日本でだけでなく世界で、、、
なぜ私がイージーグライドを愛用していたかというと、筆圧を上げないとインクの出が悪いところが気に入っていたからです。
普通に考えればネガティブな特徴だと思うのですが、私はその特徴を逆手に取って使っていました。
スケッチを描くとき、私は薄く下書きのようなアタリを付けてから描きます。
そうすることで大まかな比率をつかんでからキリっとした抑揚をつけた線を描くことができます。
特に大学時代は自動車のデザインを学んでいたので、線の抑揚を付けて疾走感あふれるスケッチを描くのに重宝していました。
PECに入ってからもイージーグライドを使っていたのですが、机が汚れるのが気になったのと、イージーグライドよりも強弱が自由自在(何より消せるのがいい!)で、削れば細い線も太い線もかける鉛筆の方が自分に合っているかも?と思いしばらく封印していました。
なのでこのニュースを聞いた時には、「あー、今使ってなくてよかったー」という感想だったのですが、今まで散々買って使ってきた画材が無くなるのはさみしい限りです。
デザインデータをレンダリングしている待ち時間の間にマウスを描いてみました。
線はイージーグライド、グレーの陰影はコピックマーカーです。
やっぱりいいですね。インパクトのあるスケッチが描けます。
自宅にまだストックがあるので、これからもここぞという時に大事に使っていこうかなと思います。
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