こんにちは、設計の林です。
みなさんは普段、外国語のメディアにどれくらい触れていますか?
自動翻訳ツールが充実して言語によらず情報収集ができるいい時代になりましたね。
私は最近ChatGPTで口語調の英文を翻訳する機会がありました。
AI翻訳の得意/不得意がつかめてきたのでまとめてみます。
■得意
①難しい単語や言い回しがわかる
②一文が長く複雑でも素早く訳せる
③たくさん翻訳しても疲れない
④どんな言語でも対応できる
特に日本語を母語とする私は②に恩恵を受けています。
■不得意
①ニッチな専門知識
②ハイコンテクストな文
③表現が冗長で単調
インターネット上に情報が少ない固有名詞、ちょっと専門度の高い用語などは誤訳の元になりやすいです。
これは翻訳時に文章のバックグラウンド情報を与えると解決できることがあります。
『これは△△業界の雑誌に掲載された○○についての技術解説記事です』などです。
また、ChatGPT4はとても自然な日本語に訳してくれますが時に冗長で、修正すると半分以下の文字数で済んだりします。
熟語や慣用句は表面的な意味と真の意味の両方を理解できますが、それをさらに慣用句に訳すことも苦手です。
例えば「Time flies.」の日本語訳の定番は「光陰矢のごとし」ですが、普通に翻訳させるとこれは出てきません。
そのためAI翻訳文を“こなれた言い回しの文章”にするには、ある程度人間が修正を入れる必要があります。
おそらく今後あっという間に改善されていくのでしょうが、現時点で私が感じたAI翻訳の得意/不得意でした。
人間もAIと同じで手を動かすとノウハウがたまりますね。これからもいろいろ試してみようと思います。
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