はじめまして、エンジニアの林です。


2021年8月にペックに入社し約2か月が経ちました。

前職では主に樹脂部品の設計を行っていましたが、さらに幅広く知識を習得して

皆様のお役に立てるようなエンジニアになれるよう精進していきたいと思っています。

よろしくお願いいたします。

 

私にとってまずペックに入社してからの第一のハードルが「CADソフトの違い」でした。

今回は自分の勉強も兼ね、主な3D CADソフトについていくつかご紹介しようと思います。

 

・Solid Works
 機械設計用のミドルレンジCADとのことです。
 とはいえ偏りなく幅広い業界で利用されているイメージがあります。
 ペックではこちらのCADを使用しています。

 

・Auto CAD
 建築系でよく用いられているイメージです。
 2Dの機能性や互換性にも長けているようです。
 汎用CADということで、ライセンス料も手ごろに使用できる利点があります。

 

・NX
 ハイエンドCADです。
 他のCADよりも機構、構造解析などのCAEツールが充実している印象です。
 複雑な形状のモデリングも得意なようです。

 

・Creo Parametric
 ハイエンドCADです。
 従来の”Pro E”という名称のほうが馴染み深いかもしれません。
 樹脂や配管の設計に向いているようです。

 

・CATIA
 ハイエンドCADです。
 もとは飛行機の設計を行っていた会社が開発したCADだそうです。
 航空のみでなく、自動車、重工、宇宙などの分野でよく用いられるそうです。

 

以上がメインどころのCADとなります。

そのほかにも、パラメトリック(ヒストリ)CADか、ダイレクト(ノンヒストリー)CADか、という違いなどもあります。

パラメトリックCADが優勢ではありますが、部分的にダイレクトモデリングの操作手法も取り入れているCADも多いようです。

 

実は私自身は前社でダイレクトモデリングCADを使用しており、パラメトリックのCADは大学以来でした。

 

両者はかなり特徴が異なり、私の感覚では、
ダイレクトのほうは粘土をこねて目的の形にしていく感じ、
パラメトリックのほうは2次元の絵を立体化していくような感じです。

 

同じ3D CADでも考え方からして全く異なるので、冒頭の通り入社当初はハードルに感じたのでした。
(最近はパラメトリックの思考回路にもかなり慣れてきたところです。)

 

以上、それぞれに特徴のある各CADソフトをご紹介してみました。


設計者としては、とかくそのソフトで”つくりやすい”設計をしてしまいがちでもあるので、
(それが重要だったりする場面も少なくはないですが)
CADもあくまでツールであり手段であると意識して、理想の形状を追求していきたいなと思っている次第です。


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