こんにちは、PECデザイナーの佐藤です。
前回のボルボEX30試乗に続き、今回はヒョンデのコナをカーシェアリングで体験してきました。
最近のガソリン価格の高騰もあって、個人的に電気自動車への関心が上がっております。
そして自動車における最新の顧客体験を実際に味わってみたいという気持ちも強くあります。
今回借りたコナは、先日試乗したボルボEX30と近い車格。一際目を引くのは、横一直線に光るデイタイムライトを備えた個性的なフロントマスクです。
さらに、この派手な蛍光イエローが、Y2K時代に作られたSF映画に出てきそうな雰囲気を醸し出しています。
地下駐車場で撮影してみると、その独特な存在感が際立ち、めちゃくちゃクールです。
内装に目を向けると、ボルボのミニマルなデザインとは対照的に、物理ボタンが多めに配置されています。
これは、ガソリン車から乗り換えても違和感なく使えるように、従来の自動車的なアプローチを意識した結果だそう。
しかしながら、音声認識でナビやエアコンなどの操作も可能で、最新の電気自動車らしい先進性もきちんと持ち合わせています。なるほどヒョンデはアナログな操作感と最新テクノロジーを共存させるアプローチなんですね。
ただ、実際に使ってみて気になった点もいくつかありました。
急速充電の性能が今ひとつで、高出力の充電器を使っても思ったより充電時間が掛かるそう。また、CarPlayやAndroid Autoを使う際には、まだケーブル接続が必要なのも少し残念。
しかし!ここで終わらないのがこのコナのすごいところ。
なんと、スマートフォンと同じようにソフトウェアアップデートが自動で行われるんです。なので先ほど挙げた充電性能やコネクティビティの課題も、今後のアップデートで改善されるとのこと。ついに自動車もガジェットになりましたね。
私たちの仕事は、自動車やBtoCの製品をデザインするわけではありませんが、このように新製品の顧客体験を実際に自分の肌で感じることで、デザインのインスピレーションや新たな視点が生まれてきます。
これからも、自身の生活環境を向上させながら、より良いアウトプットを提供できるよう、積極的に新しいモノを試していきたいと思っています。
さあ、次は何を試そうか…
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