PEC デザイナーの中島です。


今回は、夏に帰省した際、家族と回転寿司を食べに「くら寿司」に行ったときのことについて書こうと思います。


回転寿司を食べるときは、それまでは別のチェーン店を利用していたため、「くら寿司」で食べるのは初めてでした。


席についたとき、流れてくるお寿司にカバーがついているのが目に止まりました。
カバーがついているのは、お寿司にウイルスが付着しないようにするためだと即座に解釈しました。

 

 

出典:「抗菌寿司カバーの歴史」https://www.kurasushi.co.jp/history/index.html

 

 

早速お寿司を食べようと思い、カバーの丸い切り欠きの部分に指を入れてカバーを開けようとしましたが、

どうも上手くカバーが開きませんでした。

 

おや?おかしいなあと思い、いろんな可能性を考え、試してみました。
色々やってみるうちに、お皿を上方向に動かした時にカバーが上がることに気づき、

それ以降は問題なくお皿を取り出せるようになりました。

 

カバーがついているものをみると、どうしても、カバーを開けてから中の物を取り出す、という手順を踏みたくなるので、

ダイレクトにお皿を摘んで持ち上げるという取り出し方は初見では分かりづらいと思いました。

とはいえ、一度やり方を知ると、1ステップでカバーを開けて中身を取り出すことができるので、これはこれで効率的だとも思いました。


どのような経緯で今の形になったのか気になり、後から調べてみました。

その結果、30年ほど前の時点ですでに寿司カバーが存在していたということを知りました。

その後、衛生面で問題を抱えて廃れたのち、より衛生面を考慮した寿司カバーの開発を2000年頃から始め、

2011年に現在の形になったとのことでした。
カバーがあることによって、ウイルスからお寿司が守られ、飛沫感染のリスクが減り、

カバーに触れなくても開けられることによって、人の手がカバーに触れることによる接触感染のリスクも軽減されるようです。


使い方が初見では分かりにくいことが気になりましたが、一度使い方を知ると、効率的にお皿を取り出すことができることと、

「飛沫感染」、「接触感染」の両方を防ぐことができることは、素晴らしいことだと思いました。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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