こんにちは。PECデザイナーの重本です。

先日、Appleが全く新しいUI、ビジュアルテーマの登場を発表しました。

その名も、「Liquid Glass」


画面の中に液体やガラスのような、流動的に変化するインターフェースを取り入れ、

ユーザーが、より直感的に操作ができるUIです。
Appleの紹介動画をぜひ。



これを見て私は、Appleは3次元的に画面を使うことを目指しているのだと感じました。


画面で使用するUIを振り返ると、CUI(1次元)→GUI(2次元)と進化しています。
そして、このLiquid Glassは、それらに奥行きの概念を取り入れた、完全に別フェーズの UIだと思ったからです。


■ CUI(一次元) PC画面全部、コマンドプロンプト状態。

 

■ GUI(二次元) アイコンやイラストで操作を促す、現状の一般的なUI。

 

 

■ Liquid Glass(三次元?) 画面の奥の空間があるような

3次元化するモチーフが、ガラスであることも、

身の回りで緩やかに境界を作るものとして馴染みがあり、より直感的になっていると思いました。

 

Appleは、複合現実(MR)デバイス「Apple Vision Pro」も手掛けているので、

リアルとUIを統合する考え方を、ディスプレイにも適用したものだと考えられます。

 

ボイスコマンドやジェスチャー認識、アイトラッキングなど、入力方法は多様化していますが、

画面を用いたUIにも、このような大きな変化の可能性があったのだなぁと勉強になりました。

 

 

新たな○○UI、他に何が考えられるでしょう…?

ふーっと吹きかける息の量で操作する、息を使ったUIも面白そう。

と思い、調べてみるとナースコールですでに使用されていました。

 

株式会社ケアコム マルチケアコール®

画像:https://www.carecom.jp/products/bedside02/rb-782-2p/

 

 

なるほど、これなら声が出しづらかったり、身動きがとりづらい患者さんも操作できますね。

従来の操作方式に捉われず、柔軟な考え方で、ユーザー目線の操作体験を考えていきたいと思いました。

 

 

 


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