こんにちは。PECデザイナーの重本です。
前回の続き。
救命講習に参加してきました。
消防署に入ると講習用の人形と2種類のAEDがずらっと並んでいます。
救命の手順について、一通り説明を受けた後はいざ実践。
まずは胸骨圧迫から。
周囲の安全確認や、協力者への呼びかけなど、しっかり声を出して練習します。
(感染対策のため、人工呼吸は省略されていました)
それぞれの心臓マッサージは、採点結果がディスプレイに表示されるので、リズムや強さが適切か確認できる仕組みになっていました。
手首にしっかり体重がかかるように姿勢を気をつければ、腕力が大してない私でも90点以上取れました◎
ちなみにリズム(1分間に100~120回)はアンパンマンマーチや童謡うさぎとかめがちょうど良いとか。
2分間マッサージを続けた後は手首が痛くなりました。
救急車が来るまでは東京では平均7~8分とのことなので、これをあと最低3回と考えるとなかなか体力が持たなそうです。
近くの人と協力が必要ですね。
その後はAEDの使用体験。
個人的にはこれが結構収穫がありました。
日本は世界有数のAED設置数を誇るのに、心停止の方への使用率が4.7%と非常に低く、生存率・社会復帰率の低下に大きく影響を与えているそうです。
使ったことがないからなんとなく怖い、処置後に何か問題になったら怖いなどという気持ちから普及しないのではと、講師の方がおっしゃっていました。
処置結果については、刑事民事ともに法律で守られており、責任を問われることはありませんし、そもそもAED側で電気ショックが必要と判断された人にしか処置はされないので、まずはAEDを付けて処置を試みることが大切とのこと。
私自身も、電気ショックで人がビクッとなっている映像を見てからか、何となく怖いイメージがありましたが、
実際に使用してみることで、そのような思いが払拭できてよかったです。操作もとっても簡単でした。
処置は時間との勝負なので、職場や自宅の近くのAED設置場所を把握することも重要です。(特に24時間使える場所)
今まで意識したことが無かったのですが、これを機に調べようと思いました。
設置場所をまとめたサイトもあります。
AED N@VI – ホーム | AED MAP(マップ) (aed-navi.jp)
ちなみにPEC事務所周辺はこのような感じ。
サイトに載っていない場所にも発見したので、実際に周囲を確認しながら歩いてみると良いと思います。
年始には大変な災害や事故もあり、個人の救命力の大切さを改めて感じました。
実践する機会が訪れないことを祈りますが、万が一のためにもこういった取り組みが広まることを願います。
タグ: shige, 医療